活動日記2011年度                                  
2012年3月28日(水)
追いコン

3月24日、高村研2011年度最後のイベントである追い出しコンパが行われました。3年生から博士まで、みんなで全力で卒業をお祝いしました!

卒業生の皆さんは、きれいなドレス&カッコいいスーツ姿で普段とは違う印象で、社会人への旅立ちを感じました。
 

また、修士からのプレゼントの似顔絵Tシャツも喜んでもらえたようで良かったです。

卒業生からの言葉では涙する場面もあり、本当に皆さん卒業してしまうんだなと思いました。4年生・先輩方と暑い中調査したことや合宿やスポーツ大会など、共に過ごした楽しい思い出がたくさんあり、会えなくなるのは寂しいです。
でも、最後は某A先生と合流したり、飲んでさわいで大盛り上がりでした。幹事を務めてくれた3年生の皆様、お疲れ様でした。

           

先生、一年間ご指導ありがとうございました。

卒業生の皆様、ご卒業おめでとうございます!

2012年3月28日(水)
修論発表会

大変更新が遅くなってしまいましたが…

2月23日修士論文の発表会が行われました。今年提出された論文は以下の5つです

雨宮拓   ベトナム・サイゴンの都市形成 〜仏領期の都市計画と空間構造〜 

金谷匡高  江戸から東京における転換期の研究―明治初期、郭内土地利用の変遷 

堀雅宏   構想の計画から読み解く転換期の都市東京 
大熊優理香 商都上海における近代街区の形成過程と建築類型―上海最古の繁華街:福州路新建小区の初期里弄 建築群を例に― 

宮田駿介  上諏訪 小和田の空間構造  〜湯と舟止から読む近世・近代の変遷〜

 

毎年思うことですが、修士論文はとてもレベルが高いですし、発表を聞いているととても勉強になります。そして、来年は自分の番かと思うとドキドキしますね。

それでは、修論提出者の皆様、お疲れ様でした!

2012年1月12日(木)
新年会

明けましておめでとうございます!

さて、高村研の新年最初の行事は1月5日に行った新年会でした。

たくさんのOBOGの方も来て下さり、下は三年生から上は一期生まで、笑い話、恋話、真面目な話や仕事の話など、先輩後輩みんなで盛り上がりました。高村研のタテのつながりの深さを改めて実感しましたね。
昨年は震災等で大変な年でしたが、今年は良い一年にしましょう!!
aaaaaaa

2011年12月14日(水)
秋の見学会
12月1、2日と、秋の見学会に行ってきました。

今年は函館です!

11月に入ったばかりの3年生も大勢参加してくれました。

冬の北海道と言えば雪道を想定していましたが、天気に

恵まれ、街歩き日和でした。集合してすぐ函館の海鮮を

食べ、気合を入れて一気にまわりました。

見学した建築は、


・はこだて明治館/明治44(1911)
・金森洋物館/明治42年(1909年)
・文学館/大正10(1921)
・郷土資料館(旧金森洋物店)/明治13年(1880年)
・北方民族資料館/昭和1年(1926年)
・相馬株式会社/大正5年(1916年)
・旧イギリス領事館/大正2年(1913年)
・旧北海道庁函館支庁庁舎/明治42年(1909年)
・旧函館区公会堂/明治43年(1910年)
・旧相馬邸/明治41年(1908年)
・ハリストス正教会/大正5年(1916年)


です。

明治、大正に建てられた建築が並んでいるなかを市電が走り、昔ながらの雰囲気が残っています。高村先生の解説を聞きながら、函館の和と洋の混じり合った建築を見てきました。予定には入っていなかった旧相馬邸も特別に入れて頂きました。洋風ドアに見せかけた引き戸や障子の桟など細部まで凝った造りで見ごたえがありました。

多くの函館特有の近代建築を見ることができ、勉強になりました。見学会の最後はハリストス正教会の前で集合写真を撮り、その後皆で夜景を見に函館山に登って解散しました。刻一刻と変化する空と、100万ドルの夜景は、感動的でした。写真を撮りすぎて手が凍りましたが。

見学会自体は1、2日の函館のみですが、その後10人ほどで札幌に移動して小樽を見学してきました。ちなみに一日目の夜はフランス料理、札幌の夜は先生の友人が営む焼き鳥屋に行きました。今までの人生でベスト3に入る美味しさでした。他にもイカリングバーガー、いかそうめん、塩ラーメン等、美味しいご飯と建築づくしの見学会でした

充実した4日間でした。皆さんありがとうございました!  

4年 原 美佳子


 
街歩きの様子


高村研3年生


旧函館区公会堂


ハリストス正教会


函館の夜景
2011年11月21日(月)
第2回青高杯

1030

第2回青高杯が開催されました!
青高杯とは、明治大学青井研究室との交流会のことです。第1回にはボーリングが行われ、第2回となった今回はフットサルが行われました。

高村先生が練習中にまさかの負傷。さらには、一番若いはずの4年中村が卒業論文の疲れが出たのかいつもより体力消耗が激しい。極めつけは、M2のエース(?)藤原さんが足をつる!といった場面はあったものの、全員のチームワークと高村先生の絶妙な采配により見事勝利―!!

前回に引き続き、青高杯は高村研究室の2連覇で幕を閉じました。
 

そして、その後の飲み会ではお互いの研究の話をするなど良い交流の場となりました。最後に「年齢の割に頑張ったで賞」とMVPが発表されそれぞれ青井先生とM2の宮田さんが選ばれました。選手のみなさま、幹事の川崎さんと平田さんお疲れ様でした。

これからも研究室間の交流を深め、盛り上げていけたらいいなと思いました。

青井研究室の皆様、ありがとうございました!                 B4 奥富
   

2011年11月17日(木)
卒業論文ファイナル

この頃、めっきり寒くなってきましたね。

この前まで、ゼミ室では卒業論文に真剣に取り組む4年生の姿が見られました。

       

そして!今年も高村研4年生にとっての一大行事、卒業論文審査会と建築研究賞発表会が行われました。日程は1029日に審査会、115日に発表会です。

今年も高村研の卒業論文は、多様かつ完成度の高いものがそろいました。

以下、論文タイトルです。

石田 裕士 東京痕跡物語

伊藤 天馬 国別ルームシェアの共有と分節

泉 泰葉 宗教都市ヴァラナシーガートと迷宮が作り出す生と死の水辺空間―

奥富 小夏 廓の空間―吉原遊郭の復元的考察―

蔦川 亜美 東京の大使館―建築の表徴―

中村 公亮 〈江戸一目図屏風〉から読む都市の空間構造

長友 徳也 月と建築―桂離宮と銀閣寺を例にー

原 美佳子 塔のまちー日本近代の街区形成と都市デザインー

藤原 遥香 町並みの日本美―1805年江戸〈熈代勝覧〉から読み解くー

山口 みなみ 建築彫刻に馳せる忠太の思想

今年はこの中から、泉、長友、藤原の3人が研究賞発表会へと進出しました。

高村研といえば、恒例の発表会衣装ですね。

今年はこんな感じになりました・・・

 

インドの美女(?)二人、かわいい町娘、月と殿様とそれぞれの論文の個性を発揮した衣装に、会場は大いに盛り上がりました。そして、発表会・審査会ともに皆さんの頑張りが伝わってくる内容だったと思います。4年生の皆さん、本当にお疲れ様でした!!

       

2011年11月17日(木)
高村研夏調査その2〜インド〜

日にちがあいてしまいましたが、続いてはインド調査のお話です。
日程は8月29日〜9月5日で、インドのヴァラナシで調査を行いました。

本研究は泉さんの卒業論文にむけた調査でメンバーはB4泉、M1駒井です。夏のインドに二人で乗り込み、現地の人に同化しつつ調査を行ってきました
  

具体的にどのようなことを行ったかというと、ガートとガートへのアプローチの立面実測、巡礼者と地元の人へのヒアリング(出身地・ガートの利用法、頻度)などです。ちなみにガートとは、南アジアの多くの地域にみられる、川岸に設置された階段で、洗濯場のほか、巡礼者の沐浴の場として用いられます。

この調査の成果は本年度、泉さんの卒業論文としてまとめられます。また、インド調査は来年も継続予定です。来年はどんな調査になるのでしょうか。

以上、一部ではありますが、夏の高村研の報告でした。

2011年10月20日(木)
高村研夏調査その1〜諏訪〜

相変わらず更新が遅いのですが・・・

夏に行われた調査の報告をしたいと思います。高村研では毎年、夏に卒業論文・修士論文にむけた現地調査を実施しています。今年は韓国・中国などで視察も行われましたが、今回は今年論文としてまとめられる中で、インド・諏訪調査について報告したいと思います。
まず、諏訪調査のお話を。

この調査は宮田さんの修論のための調査で、メンバーはB4泉、山口、M1越前、M2宮田さんの四人で行われました。日程は8月23日〜8月26日で、以下、宮田さんの諏訪レポートです↓

諏訪調査は、法政大学大学院政策創造研究科の恩田研の一部として行われ、主に恩田研のヒアリング調査と高村研の建築実測調査に分かれて4日間行われました。

その建築実測調査の対象地は、上諏訪の小和田地区というところで、ここは、江戸時代からの農家や大工が多く住んでいる地区です。また、江戸時代には「湯屋敷」と呼ばれる家老の拝領地があったり、現在でも使われている共同湯があったりと、湯が豊富に出る場所で、農民も武士も家老も共存していました。

小和田の空間構造としては、小路に面して主屋があり、中庭を挟んで裏に蔵、その蔵の裏には舟止と呼ばれる水路が、昭和38年まで通っていました。この舟止沿いの蔵に舟を乗り付け、少し離れたそれぞれの田畑まで農作業に出かけて行ったそうです。また、諏訪湖漁業もかつて行われており、諏訪湖へもこの舟で行っていたそうです。

建築としては、昭和初期の基本的な農家のプランは、田の字プランの2階建てでしたが、江戸の農家では、平屋で、通り土間が昭和初期の農家よりも半間から一間程度広く取られていました。その土間には「むろ」と呼ばれる、野菜を冬には温泉を使って凍らせないようにし、夏には冷やしておく冷温庫のようなものが掘られていました。そして、小路に対しては、背丈くらいの塀で前庭を囲って閉鎖的に造り、その前庭に松の木を植えるのが小和田の伝統様式だったようです。

小和田の皆さんは、丁寧に昔の話を教えてくださったり、古い家屋の所有者を紹介してくださったりと、本当に優しい方ばかりで、とても充実した調査になりました。そして、調査に協力してくれた、土砂降りの雨でも負けずと野帳を書いてくれた越前君、火の見櫓に飄々と登って行って屋根伏図を書いてくれた泉さん・山口さん本当にありがとう!

                               M2 宮田駿介 
                

2011年10月12日(水)
早稲田中川研究室交流会

海外調査組が全員無事に帰還し研究室内も以前の活気を取り戻しています。また、今月末には4年生の卒業論文の提出という一大イベントが迫っており、あれからもう1年かという感慨と共に慌ただしくも楽しい雰囲気に研究室が包まれつつある日々です。

さて、更新が遅れてしまいましたが726日に早稲田大学の中川研究室の方々と交流会をしました。早稲田と言えば大久保、大久保といえば韓国料理!というわけで、韓流ブームで賑わう大久保にて韓国料理や本場マッコリに舌鼓を打ちつつ、2年ぶりの開催であったためかどちらの研究室からも沢山の学生が参加し、先生も交えて研究の話から普段の研究室の様子など様々な会話があちこちで花開く大変楽しい会となりました。来年も楽しく有意義な交流会を開催できればと思います。
                                   M1 H.K.

2011年8月25日(木)
2011年度OB会
またまた日にちが開いてしまいましたが・・・7月23日に開催したOB会のお話を。
高村研では毎年、ゼミ生とOB・OGの交流の場としてOB会を行っています。
去年は屋形船でしたが、夏といえばビールだろ!ということで、今年は八芳園のビアガーデンに行ってきました。庭園を眺めながら飲むビールは格別に美味しかったです。
皆様お忙しく、OB・OGの方の人数はあまり多くありませんでしたが、それでも先輩方といろいろな話をすることが出来ました。タテのつながりって良いですね。
そして、日本庭園を歩く先生の浴衣姿の似合っていたこと。
素敵な夏の思い出になりました。


 
2011年8月12日(金)
ゼミ合宿
少し日にちが開いてしまいましたが、今年のゼミ合宿のご報告を。
合宿の内容は今年度卒業者のM3・M2と学部生の論文の中間発表です。今年度の大まかな内容は下記の通りです。

M2・3
堀 幻の東京都市構想
金谷 タイトル発表
輪島 数寄屋の住宅
藤原 東京・大阪の近代都市住宅の比較研究
中村 東京の埋め立て地
宮田 諏訪の湯屋
大熊 上海旅社物語・続

学部
蔦川 大使館建築
伊藤 ルームシェアの境界
山口 近代の建築と彫刻
奥富 吉原の遊郭
藤原 のれんと看板
中村 一目図屏風を読む
長友 月と建築
泉 インド・・聖都ベナレス
原 タワーと都市計画

また、今年のゼミ合宿はどのような感じだったかというと・・・今回幹事だった山口さんの合宿レポートです↓

2011年7月11日からゼミ合宿に行ってきました!
 幹事である私の「離れ島に行って癒されたくない?ロマンじゃない?笑」という向こう見ずバカ丸出しの安直な理由で新潟県の佐渡島を提案。
が!
なんとこれが実現して高村研29名、海渡ってきちゃいました!
10日の夜、4年生はパワポやレジュメ作成で極限状態(?)のなかフォーキャストで韓国料理をむしゃむしゃ。テンションが上がったところで市ヶ谷を出発!
新潟港で朝日を見てフェリーに乗って、佐渡まで2時間どんぶらこ〜♪
中間発表では、普段のゼミとは違い時間制限があったのでフェリーでお互い確認し合いながら練習…外に出る余裕がなかったので、窓の向こうに見える空と海の青さに初めて憎しみを覚えました。
この時点で、佐渡と仲良くなれる気配はみられません。
そして、中間発表!
緊張してあまり覚えていないのであっという間に発表は終わり、お夕飯。からの先輩の美声を聞いて、私は生まれて初めて天の川を見ました!水面に映るお月様もとっても綺麗でしたね!
ここでようやく癒しをいただきました!ありがとう、佐渡!
 
 
そして次の日からは先生とM2の先輩方と一緒に佐渡巡りをします!
能舞台を見て回ったり、海に行ってみたり、宿根木を30分弾丸コースで回ってみたり…フェリーという時間の拘束で何かと色々不便がありましたがとにかく素敵な時間を過ごすことができました!
      
今回のゼミ旅行、私1人ではとても実現できませんでした。
4年生のみんなが手伝ってくれ、先生をはじめ、先輩方が優しく見守ってくださって無事に終えることができました。
本当にありがとうございました!                  4年 山口みなみ
       

2011年6月24日(金)
著書を更新しました

著書を更新しました。
小伝→著書からご確認ください。

2011年6月1日(水)
オレゴン大学からの留学生
今年度も3か月目に突入しました。
代替わりで変化したゼミ生もだいぶ研究室に馴染み、また少し新しいカラーの高村研が出来てきたようです。
さて、昨日行われた修士研究生対象のゼミにて、フルブライト大学院研究員の Tristan Grunowにお会いすることが出来ました。
震災の関係もあり来日が遅れていたトリスタンですが、先月にようやく研究室入りし、昨日顔合わせと研究内容の発表を行っていただきました。
研究題目は「デザインに依る帝国:植民都市東京・台北・京城に於ける鉄道・建築・都市計画」ということですが、建築の世界ばかり見ている私たちにとってトリスタンの視点はとても新鮮であり、なにより刺激的でした。
また、研究発表をしていただきたいです。
それととともに、たまには修士や学部生にまじっていただいて、研究の話や他愛のない話もしながら、私たち日本人との交流、ひいては日本を目いっぱい楽しんでほしいと思った次第です!

修士2年 輪島梢子

    
2011年4月26日(火)
お花見

少し前のお話になってしまいますが、4月5日に高村研4月の恒例行事、お花見に行ってきました。今回の大震災で自粛すべきかとの意見も出たのですが、あまり自粛ばかりでは、日本が落ち込んでしまう・・・!ということで、例年より控えめに桜を楽しんできました。
まあ、開始時間が17時だったこともあり、完全に花より団子状態にはなっていたのですが。


また、4月にはもう一つ大きなイベントがあります。そう、我らが高村先生の誕生日です!
研究室一同でお祝いし、ケーキと共に素敵な笑顔をいただきました。

先生、今年もよろしくお願いします!



2011年4月19日(火)
成員ページを更新しました
2011年度になり、高村研も新たなメンバーと共に新年度をスタートしました!
今年はどんな一年になるのでしょうか。
研究も遊びも、全力で楽しんでいきましょう!
2011年4月3日(日)
卒業論文報告会〜in伊良湖〜

26()、愛知県渥美半島の伊良湖で4年の田村谷が論文の報告会を行ってきました!

この研究は伊良湖集落の移転と再構成をテーマとし、明治38年に集落が移転した伊良湖集落の移転前後の変化について調査を行ってきました。

地元の自治会の方々が中心となって企画を行ってくれたこの報告会では、昨年の夏に現地で行った調査や、その後の研究結果などについて発表しましたが、地元の町民の方々をはじめ様々な分野の方など50人もの人に参加してもらうことができました。質疑応答の際にも沢山の意見が出るなど、とても有意義な報告会になったかと思います。

またその後行われた地元の方々との宴会もおおいに盛り上がりました!自分の家のトマトについて話す人、伊良湖での思い出を話してくれる人、恋愛について熱く語ってくれる人...など沢山の方と楽しくお酒を飲みながら話すことが出来ました。


そして最後になりますが、伊良湖の自治会のみなさんをはじめ、伊良湖町の方々、成章高校の林先生、田原市博物館の天野さん、様々な場面で御迷惑をおかけしてしまいましたが、一年間本当にありがとうございました。

卒業論文を通して皆様とお会い出来たこと、とても嬉しく思います!!


年 田村谷 友美