ネパール調査の報告です!
8月12日から8月20日の期間で、修士論文に向けてネパールの首都・カトマンドゥにて調査を行いました。
私の研究は、街区を対象としその構成要素、建築の集合形式、路地・中庭・建築の関係性からカトマンドゥ独自の空間構造はどういうものか明らかにすることが目的であり、今回の調査は空間表現をする図面作成の為の中庭とその周囲を中心とした実測調査、現地の人々へのヒアリングを行いました。
調査メンバーはB4河原くん、飯島くん、M1勝見くん、M2渡部という男ばかり4人で行ってまいりました。なんとも頼もしい。
日本から飛行機を乗り継ぎ乗り継ぎ・・・
出国から26時間!ようやくネパールに到着!
私自身は4度目の訪問なのですが相変わらずの雑多な雰囲気に落ち着く面もあれば、一方で次々と新しい高層な建物に建て代わり、近代化して大きく変化していくまちの様子に驚くこともありました。
調査は、雨期ということもあり連日、床上浸水するほどの大雨が続いたり、メンバーが体調をくずしてしまったりと本当に厳しい状況でしたが、文句も言わず、もくもくと実測作業を進めてくれたメンバーにはとても助かりました。幸いなことにみんなネパール料理を気に入ってもりもり食べてくれたので乗り切れたのかも・・・
調査には日本から連れて行ったメンバーだけでなく、現地で知り合いずっとつき合いのあるBIshwasくんも4日間にあたり協力して頂きました。
なんとか予定してた日程で調査を終わらせ、残りの時間でネパールの火葬場であり、最大のヒンドゥー聖地でもあるパシュパティナート、そして山の上にそびえるネパール仏教にとって最も重要な仏塔であるスワンヤブナートヘ行きました。
パシュパティナートはインドのガンジス川の支流であるバグマティ川のほとりにある施設です。葬儀は多くの人々が見守る中行われ、火葬された遺灰はそのまま川へ流されます。
訪れたとき、ちょうど別れの儀式を行っていて見ることが出来、とても感慨深かったです。
スワンヤブナートは都市全体が見渡せ、あらためて高さも年代も異なる建築が混在し高密に集まるカトマンドゥの都市の様子を見ることができました。
最後に、リーダーとして至らないところも多くあったと思いますが、過酷な状況の中でも最後まで協力してくれた4人のメンバー、そして自分のお店を他の人に任せてまで調査に協力してくれたBIshwasくんには感謝してもしきれません。皆さんの助けなしでは乗り越えられませんでした。
調査についていっただけでなく、自分の研究や考え方に役立つようなよい経験となってくれたらいいなと思います。本当にありがとうございました!引き続き研究がんばります!
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